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ペット禁止物件で犬猫を飼う困った飼い主の日常

猫大好きな松本ミゾレです。現在我が家では4頭の猫が暮らしている。猫はいい動物だ。ああ、もちろん犬もいい。動物はみんな素晴らしい。

ただ、動物は一緒に暮らすにしても正しい飼い方をしなければならない。猫の場合は、現在では完全室内飼育が良いとされている。未だに首輪をつけた猫を外でも見かけるけど、外って本来交通事故や虐待、猫同士の喧嘩による怪我や感染症リスクがあるからね。

日本では年間の猫殺処分数が3万頭ほど。一方で交通事故死はその10倍の30万頭。これは分かっているだけでの数字で、実際にはもっと多い可能性が非常に高い。

外は危険なんだよね。それに、室内で適切な飼育環境を整えておけば運動不足にもならないし、排泄物のチェックもできて健康状態も把握しやすい。

ただ、室内飼育するとしても、その家が賃貸。それもペット不可物件の場合はそもそも許されない。(文:松本ミゾレ)

「猫がかわいそう。バレたら処分しろって言われるよね。それか即刻退去」

先日、ガールズちゃんねる「ペット禁止物件で猫を飼う人」というトピックが立っており、ここに「友人からペット禁止物件で猫を飼い始めた」と報告を受け、すごく身勝手だなと思った人から「どう思う?」との問いかけがなされている。

そもそも契約条件にペット不可と明記されていたうえでの飼育は退去に値する行動。普通に考えれば許されることではない。トピックを見ても、勝手にペット禁止の物件で猫を育てちゃうような人への肯定の声はほぼ見られない。

また、実際ペット禁止の物件でペットを飼っている人への率直な思いを語る声も。ちょっと一部を引用させていただきたい。

「隣の人がペット禁止なのに犬飼ってる。早く出てけばいいのに」
「猫がかわいそう。バレたら処分しろって言われるよね。それか即刻退去」
「絶対に駄目。私も猫大好きで飼ってるけどペット可物件一生懸命探した。それが当たり前だし不可物件で勝手に飼うなんて有り得ない」
アレルギー持ちでペット不可物件に絞って家探してるのに本当にやめて欲しい」

と、こんな具合でやっぱりあり得ないとする意見が目立った。それから退去時の修繕費用を心配する声も。猫は壁で爪とぎしちゃうからね……。

無理なペットの飼育は、物件オーナーとペットを苦しめる最悪の行為!

そもそもペット禁止と謳っている物件で「バレなければいいや」とペットを飼育すること自体、約束をちゃんと履行できないヤバい社会人である。それだけでもだいぶマズいんだけど、さらにこの行動は不適切な飼い主が、同時に二方向への不義理をしているといえる。

まず第一の不義理は言うまでもなく部屋の貸主に対して。ペットがいれば床や壁は汚れるだろうし、鳴き声が他の住人の迷惑になることもある。動物アレルギーがある住人だっているかもしれない。ほかの住人の平穏を乱す行為は、部屋を貸し出している不動産屋を舐めているようなものだ。

そして第二の不義理は、ペットに対して。犬の場合は毎日の散歩が健康のためにも必須だが、ペット不可物件で黙って飼育しているとなれば外に連れ出すのも難しいだろう。あるいは吠えないように過剰に叱りつける飼い主もいるかもしれない。

猫の場合、彼らは室内飼育が是とされているものの、それでも好きなタイミングで窓から外を眺められないような生活は苦痛であるはず。そして猫って意外と走り回るし鳴く。壁で爪とぎもする。ペット不可の物件でそうしたペットの行動に制限をかけるのはかわいそうだ。

ペットのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を担保できない飼育は虐待に等しい。もしもあなたが、ペット不可物件暮らしなのに外で子猫を拾ったり、行くアテない犬を保護した場合は、どうかそのまま飼育を継続することなく、保護団体に繋げるか、引っ越しを検討していただきたい。

現在はペット可物件も増えている。いっそ、自分が今住んでいる物件を管理している不動産屋に「すいません、ペット飼いたいので引っ越しをしようと思ってて」と相談するのもいい。事情を汲んで、いい条件の部屋を探してくれるかもしれないぞ!

最悪!ペット禁止物件で犬猫を飼う困った飼い主 動物もかわいそうだ

(出典 news.nicovideo.jp)

ペット禁止の物件に住むことは自己中心的であり、動物たちにとっても不公平です。飼い主もできる限りの努力をして、ペットと一緒に暮らせる環境を探すべきですね。

<このニュースへのネットの反応>

人間が繁殖力と手間を舐め過ぎ、飼育禁止に一票

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