【画像】【グラフ】人気上昇TOP15の作品・支出金額などをもとにした傾向分析
この調査では15~69歳の全国3万人のネットユーザーを対象に「いま、推しているエンタメブランド」に関するアンケートを毎月実施するもので、自由回答方式による集計での幅広い測定を行う。結果、アニメコンテンツにおける「推しファン人数」の前月(4月)からの増加ランキングTOP15において、『鬼滅の刃』シリーズが+113万人を記録し、次点と80万人以上の差をつけ首位となった。
これは5月12日(日)より放送を開始した新作TVアニメ『鬼滅の刃「柱稽古編」』に伴う、視聴者数の増加ならびに関連キャンペーンや放送による興味関心の向上が挙げられるとし、その圧倒的なブランド力が顕著となった。
4月より放送開始のアニメからは2位以降に『怪獣8号』『忘却バッテリー』が続き、いずれも高い水準で増加。いずれもWEBマンガ誌「少年ジャンプ+」で連載中の漫画原作として「推しファン」の年代構成比では20代がボリュームゾーンであるとしつつも『怪獣8号』は少し年配寄り、『忘却バッテリー』が少し若年寄りにファン層が広がっていることが調査によりわかった。
そして、講談社「マガポケ」連載のヤンキーマンガ原作アニメ『WIND BREAKER』については、特に10代(15~19歳)~20代の割合が非常に高いとして、『僕のヒーローアカデミア』よりもさらに若年寄りのファン層になっているという。また、同作は熱心にコンテンツを追う“信者”の割合が他作品よりも高いことが推測されている一方で、「月当り支出金額(一人当り)」の推定値は平均的な傾向よりもやや下に位置していると報告。
推しファンの信者割合は高いことから「潜在的な支出意欲がある見込みがあり、関連商品やイベントなどの展開により支出を拡大できる可能性がある」と評価した。現に『WIND BREAKER』は放送中にも関わらず、実店舗やオンラインを中心としたキャンペーンの展開も顕著で、直近にリニューアルオープンした「SHIBUYA TSUTAYA」でのオーブン初日からのコラボを行い、多くのファンが訪れていた。