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チーズを喉に詰まらせたアライグマ、男性が背中を叩いて九死に一生を得る

アライグマ(英: raccoon)は、主に北アメリカに生息する哺乳類で、特に特徴的な外見と知能で知られています。

外見と特徴:

  1. 体型: 中型から大型の哺乳類で、体長は約40〜70センチメートル、尾の長さは約20〜40センチメートルです。成体の体重は約5〜12キログラムになります。
  2. 体毛: 体は灰色から黒色の地に白い縞模様が入った毛皮で覆われており、特に顔には目立つ黒色のマスク模様があります。
  3. : 真っ黒な環のある尾が特徴的で、この尾を使って水中で泳ぐ際やバランスを保つのに役立てます。
  4. : 手は器用で、指先には鋭い爪があり、餌を探したり、木登りをするのに適しています。

生息地と生態:

  1. 生息地: 主に北アメリカ大陸に広く分布しており、森林や湿地、都市部など様々な環境に適応して生活しています。
  2. 生態: 夜行性で、昼間は木の穴や地下の巣穴で休みます。食性は雑食で、果物、昆虫、小動物、魚、鳥の卵、ごみ箱の中身など、様々なものを食べます。
  3. 知能: アライグマは非常に賢く、手先が器用で工夫深い行動を示します。例えば、餌を水で洗ってから食べる独特な行動が知られています(水洗い行動)。

人間との関係:

  1. 害獣として: 農作物を食害することがあり、都市部ではゴミ箱を荒らすなどして問題視されることがあります。
  2. ペットとして: 一部では飼育されることもありますが、野生動物としては手がかかるため、一般的なペットとしては推奨されていません。
  3. 文化的な意味: 北アメリカの先住民たちの伝承においても重要な役割を果たしており、また映画やアニメなどでもしばしば登場するキャラクターとしても有名です(例: 「リトル・ベア」など)。

アライグマはその特徴的な外見と知能、そして人間との共生・対立の歴史から、多くの人々に興味を持たれる動物です。

カラパイアの元の記事はこちらからご覧ください

※画像はイメージです

 アメリカミシガン州で、裏庭で焚火を楽しんでいた男性3人の元にアライグマが迷い込んできた。最初は警戒していたものの、徐々に男性たちと交流を深めていった。

するとアライグマは近くのゴミ箱に飛び込み、チーズをくわえて出てきたのだが、それが喉に詰まってしまったようでとても苦しそうにしている。

 男性らはアライグマを救おうと、トントンと背中を叩き続け、チーズを吐き出させることに成功した。アメリカではアライグマは珍しくないのだが、こういったケースはレアである。

【画像】 裏庭に迷い込んで来た人懐こいアライグマ

 2024年6月24日の夜、ビル・ボスキーさん、タイラー・ウェイレンさん、ジョン・プタゼンスキーさんの3人は、バートンにあるビルさんの自宅の裏庭で焚火を楽しんでいた。

するとそこへ、1匹のアライグマが迷い込んで来た。ビルさんはその時の様子をこう語る。

最初、そいつが近づいて来たとき、怯えているように見えたんだ。警戒心むき出しで、猫が威嚇する時みたいに背中を丸めていつでも戦える準備をしていたようだ。

それで僕たちは距離を取っていたんだけど、いつのまにかアライグマは僕たちに慣れてきたようで、近づいてきて、庭をうろつき始めたんだ

 ビルさんの家の庭には野生動物がよく遊びに来て、特に鹿はしょっちゅうやって来るそうだが、こんなに人懐こいアライグマを見るのは初めてだったそうだ。

・合わせて読みたい→ちょっとまて、俺が見てやる。アライグマのメカニック現る!

一緒にいたジョンさんが話を続ける。

僕たちが脅威じゃないとわかったのか、間近にやってきて体を撫でてほしそうに身をゆだねたり、ボクの足に登ってきたりしたんだよ

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住人の助けで喉に詰まらせたチーズを吐き出す

そうしてアライグマと交流を深めていった3人だが、すこしするとアライグマが奇妙な音を立てていることに気づいた。

よく見ると、アライグマはゴミ箱にあったチーズを食べようとして喉に詰まらせて、窒息しかけていたのだ。

アライグマはゴミ箱を漁ってチーズを見つけたらしいんだ。それでそのチーズを食べているうちに、喉に詰まらせたんだよ。

そのうちに苦しそうにもがき始めて、後ろ足で立ち上がったんだ。ビルはとっさにアライグマの背中をトントンと叩いたんだ

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この時点で、ジョンさんはその様子を撮影しはじめ、ビルさんは以前習った窒息時の対処法を思い出しながら、アライグマの背中を強めに叩き続けた。

だがアライグマはなかなか喉につかえたチーズを吐き出せない。そこでタイラーさんが、もっと下の方を叩くようアドバイスした。

この助言が功を奏し、アライグマは無事にチーズを吐き出すことに成功!

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なんとこのアライグマ、大きなチーズを2個も口に詰め込んでいたらしい。九死に一生を得たアライグマは、ヨタヨタとビルさんの庭から歩き去って行った。

 アライグマは別名「ゴミパンダ」と呼ばれるくらい、ゴミ箱を漁ることで知られている。今回のアライグマも、ゴミ箱の中で見つけたチーズが美味しそうに見えたのだろう。

その時の動画がこちら。

野生のアライグマ寄生虫感染症をもっている可能性があり、本来なら体に触れたりするのは避けた方がいい。彼らはそのことを知っている。

だが今回は緊急事態だ。ビルさんはアライグマを救いたい一心で自然に体が動き、素手で触ってしまったようだ。

僕たちはこのアライグマに「ロケット」っていう名前をつけたんだ。あれ以来姿を見ていないけど、きっと金曜日になったら戻ってきてくれるんじゃないかと期待しているよ

 ジョンさんはこう語っていたが、ビルさんはジョンさんのSNSには、今のところロケットと再会したという投稿はないようだ。

 チーズを喉に詰まらせたことが相当トラウマになっているのかもしれない。でもアライグマは賢いし、助けてもらった恩を忘れない動物でもある。

きっとそのうち、ひょっこり現れるかもしれない。

References:Video shows Burton man save choking raccoon / written by ruichan/ edited by parumo

画像・動画、SNSが見られない場合はこちら

チーズを喉に詰まらせたアライグマ、男性が背中を叩いて九死に一生を得る

(出典 news.nicovideo.jp)

「まさに奇跡の一言ですね!背中を叩いてくれた男性の勇気に感服します。アライグマも無事に助かって良かったです。」
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