不動産売買の裏側！売主の希望価格と買主の交渉がもたらす価格交渉の真実

不動産売買には、不動産業者が知る裏技がたくさん存在します。
売主がこれらの裏技を理解することは、不動産売却で損をしないためのヒントとなります。
さっそく、不動産売買の裏側を覗いてみましょう。

1. 値こなし（値ごなし）:
   • 売主が希望する金額よりもかなり安い架空の申し込みを作成して、仲介担当者が「この金額なら買いたいという申し込みが入りました」と売主に提案します。
   • 仲介担当者は売主に現実を知ってもらうために、この手法を使います。
   • 注意点: 提案されるのは「業者買い取り（買い付け）」で、住むための家を探している一般の購入者ではなく不動産業者による購入申込書です。業者買い取りは早い決済が可能ですが、売却価格は通常15～20％くらい安くなります。
2. 案内順番法:
   • 不動産仲介会社は、売主に3つの物件を提案します。本命物件を際立たせるために、わざと悪い条件の「当て物件」を用意します。
   • 見学者は「本命物件」を見学する前に「当て物件」を見ます。こうすることで、本命物件のマイナス点が目につかなくなります。
   • 注意点: 売主が相場からかけ離れた売却価格を提示し続けている場合、架空申し込みによる値こなしを受ける前に、不動産仲介会社と話し合い、納得できる売却価格を再提示することが重要です。
3. 合法的な囲い込み法:
   • 不動産仲介会社は専用のデータベース「レインズ（REINS）」を活用しています。
   • 売主と専任媒介契約を結んだ不動産仲介会社は、物件情報をレインズに登録します。
   • 買主から依頼された不動産仲介会社は、レインズから買主の希望の物件を検索します。
   • 注意点: 合法的な囲い込み法では、不動産仲介会社はレインズへの掲載義務のない「一般媒介契約」を売主と結び、不動産ポータルサイトに物件広告を出して買主を募集します。両手取引になるまで売主は待つ必要があります。

これらの裏技を理解することで、不動産売買で最良の結果を得るための知識を身につけることができます。

不動産売買においては、売主と買主の価格交渉が欠かせません。
売主が希望する価格が高すぎると、売り手市場でも売れない土地が出てくるのかもしれません。