●立ち上げたビオトープに日々癒やされる投稿主
2023年8月に投稿された動画「ビオトープに衝撃的な生き物が 住みついた!」を投稿したのは、ビオトープと自宅で暮らす猫たちに日々癒やされているという、にゃんミカさん。にゃんミカさんはトロ船や睡蓮鉢を利用したメダカビオトープの作り方や、作ったビオトープの様子などをSNSに投稿しています。
そんなにゃんミカさんがトロ船ビオトープを立ち上げてから1カ月半ほどがったある日。ビオトープに見慣れない、かつ衝撃的な生き物の姿を発見したのだとか。
●トロ船ビオトープに衝撃的な生き物が住み着いていた
ビオトープ(Biotop)は「生物の生息・生育空間」といった意味を持つ言葉で、森林や草地、河川や干潟などの野生の生き物が暮らす空間のことを示します。
トロ船ビオトープはトロ船(プラ船とも呼ばれます)の中に水草や底土、メダカやタニシなどの生き物を入れて水を張り、人工的に小さな生態系を作り出したビオトープのこと。メダカが微生物を食べてフンをする→タニシがコケなどを食べる→微生物がフンを分解する→……といった、生き物が作用しあいながら暮らす様子を楽しむことができます。
そんなトロ船ビオトープの中で発見した衝撃的な生き物の1種類目は、ある昆虫の幼虫。最初は壁面にゴミや汚れが付いていると思っていたにゃんミカさんですが、ふと何らかの幼虫であることに気付いたそうです。
水の中に住む、おしりに3本のヒゲらしきものがある幼虫が何かを調べたところ、この昆虫は「カゲロウ」の幼虫であることが判明。最初は「得体が知れず嫌だな……」と思っていたにゃんミカさんですが、メダカに影響がないことを知ると、ちょっぴり愛着がわいたのだとか。
そして衝撃的な生き物の2種類目は、顕微鏡で見ないとわからないほど小さな「カイミジンコ」でした。カイミジンコは見た目はミジンコににているけれどミジンコの仲間ではなく、海を青く光らせる「ウミホタル」に近い仲間なのだそうです。
自分でビオトープに導入しなくても、外から自然と生き物がやってきて住み着いていく。ねとらぼでは、自然の力に任せるビオトープならではの面白さを見せてくれた、にゃんミカさんに現在の状況を聞いてみました。
――動画に映っていた「衝撃的な生き物たち」は、投稿後どうなりましたか? 現在でもビオトープで生息しているのでしょうか
にゃんミカさん:衝撃的な生き物のカゲロウの幼虫は、たぶん羽化して巣立ったようで、現在はもういないです。カイミジンコがいたビオトープはリセットしてしまったのですが、他のビオトープでも今の所カイミジンコは見つかっていません。
――ビオトープを作るにあたって、工夫していることがあれば教えてください。
にゃんミカさん:ビオトープを作る際は自分が癒やされること、メダカがキレイに見えることを心掛けています!
(了)
こちらの動画には「カゲロウの幼虫がビオトープに来たなんて聞いたことない……」という驚きの声や、「小さな世界にやって来る小さな生き物達を拒まずに見守る……素晴らしいご趣味だと思います」「素敵なビオトープですネ。癒やされます。そして自然の力・生命の力に感動です」「素晴らしい趣味ですね!! 僕もそんな趣味があったらなぁ。。」「こんな小さな空間でも みんな生きている。がんばれと応援したくなりますね。」といった、たくさんのコメントが寄せられています。
にゃんミカさんは同チャンネルと「ネコざんまい!」、X(旧Twitter/@nyanmika_ch)にビオトープや自宅猫ちゃんたちの様子を投稿しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「にゃんミカの『癒し生き物ちゃんねる』」
<このニュースへのネットの反応>
夏でも涼しい日陰のある家なんだろうな、うらやましい。集合住宅住まいにはちょっと無理
飛べるカゲロウはいいとして、カイミジンコは一体どこから来たんだ…